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事業紹介

光ケーブルの敷設からシステムの構築まで、トータルに対応

電気通信設備工事事業者として、光ケーブルの敷設やメンテナンスを行う「通信線路工事」から、通信設備を住戸内に構築する「宅内工事」まで、トータルに対応しています。

線路工事と宅内工事、2本の柱で「通信インフラ」を支える

「通信インフラ」の重要性は日に日に存在感を増しています。テレワークやリモート会議といった新しい仕事方式がまたたく間に定着して常識となり、動画配信サービスやSNSを使った情報の収集や発信は、今や現代生活を営む上で欠かせないものになったといっても過言ではないでしょう。

私たちテノックは、江別市と岩見沢市で事業を展開しています。2本の事業を軸として通信インフラを構築し、北海道を支えています。その一つが、大容量の情報を運ぶ光ケーブルを現在の状況や未来の需要を見越して敷設し、既存通信設備のメンテナンスを行う「通信線路工事」。もう一つは各家庭や事業所の1軒ごとに通信設備を構築していく「宅内工事」です。電話工事に関してトータルで対応できるのも私たちの強みです。

かつては通信ケーブルといえば、銅線を使ったメタルケーブルが主流でした。現在主流となっている光ケーブルへの転換が始まったのは2000年代初頭からです。新たな技術方式が生まれるたびに、新しい工法や材料も生まれてきます。日進月歩を続ける通信業界の最先端で活躍するわれわれ技術者もまた、時代の変化に柔軟に対応する力と、さらなる技術力の向上を問われるのです。常に最新の情報と高度な技術に触れ、自らの経験値を上げて自信につなげていけるのも、この仕事に携わる醍醐味の一つかもしれません。

メタルから光ファイバーへ。「通信線路工事」は技術革新とともに

当社の柱となる2本の事業のうち「通信線路工事」部門は、江別市にある本社が対応しています。線路工事というと鉄道の工事がすぐに思い浮かぶかもしれませんが、通信業界でいう線路工事はケーブルを線に見立て、その「路(みち)」を作っていく作業です。基地局を発端としたケーブルの線路は、網の目のように私たちの周囲に張り巡らされ、各拠点を結んで広がり、つながりあっています。

私たちが敷設工事をする場所は、大きく2種類に分かれています。地中の管路を使って配線する地下ケーブル工事と、電柱などを利用して空中に配線する架空(がくう)工事です。架空工事の場合は、新たに電柱の建て込みを自分たちで行うこともあります。トラックに搭載した伸縮式の作業用バケットに乗って、高所で配線作業をしている架空工事の現場を見たことがある人も多いのではないでしょうか。また、耐用年数が近づいてきたり、事故や自然災害によって破損した電柱やケーブルを交換するメンテナンス工事にも対応しています。

地下にあるものも架空にあるものも全てのケーブルは一つにつながっています。決められた区画ごとに需要に応じて地下から架空にケーブルを上げ、地域内の各家庭や事業所に配線しています。メタルケーブルの場合は、1軒に対して径0.32mmの銅線を2本使用していました。それに対して光ファイバーケーブルは径0.125mmとはるかに薄く軽量で大容量のデータを送ることができ、1本で1軒の家に対応しています。技術の革新とともに、通信線路工事のありようも変化しています。

通信設備を構築する「宅内工事」は、一人一人のニーズに合わせて

屋外で作業をする通信線路工事部門の対極にあると言えるのが、住戸内で行う作業を中心とした「宅内工事」部門です。宅内工事を専門に担当しているのは、岩見沢に拠点を置く「SO」と呼ばれる部署。NTT光回線の契約を申し込んでくださったお客さまの自宅へ指定された工事日に赴いて、お客さまの立ち会いのもとで、光回線の開通工事を行っています。これはブロードバンド通信網から情報通信ができるように、光ファイバーケーブルの通信用回線を住戸内に引き込んで接続する作業です。お客さま一人一人のニーズに合わせて通信設備の構築を行っています。また、事業所の場合は、ビジネスフォンの電話設備回線工事やLANケーブルの配線工事、パソコンやプリンター、サーバーなどのオフィス機器のネットワークの構築についても対応しています。